「世界遺産神々の眠る「熊野」を歩く

縛られた巨人―南方熊楠の生涯

縛られた巨人―南方熊楠の生涯

11月の連休に初めて熊野古道南紀白浜へ旅行しました。
南方熊楠の生涯を描いた本『縛られた巨人』、『巨人伝』を20年前に読んで以来、いつかは熊野を歩いてみたいと思いながらも、和歌山県にいく機会がなかなかありませんでした。
白浜にある「南方熊楠記念館」は、熱帯雨林の植物園のようなうっそうとした小高い岬の上にありました。屋上の展望台からは、紀州山地、熊野灘、広々とした太平洋、そして戦前に昭和天皇行幸の際に熊楠が粘菌類の説明をした神島(かしま)が一望できました。
熊野三社、那智の滝熊野川十津川村高野山、そして龍神温泉、渡瀬温泉と今まで感じたことのないような原始の自然の雰囲気に浸ることができました。
旅から帰ってきてからも、熊野の歴史・自然を描いた本を読みながら旅の余韻を愉しんでいます。